11月に横浜で行うコンサート ~堀由紀子のひとときクラシック~ のプログラムが、やっと決まりました。考えるたびに曲も時代もゴロゴロ変わり、結局「リストから近代へ 幻想への誘い」というテーマで行うことにしました。プログラム詳細はメニューバー「11月7日(金)ひとときクラシック」をご覧ください。
近代音楽への扉を大きく開いたリスト。ご存じの方もいらっしゃるでしょうが、その晩年の作品は、これはいったい誰の曲だろう?と思うような響きに満ち、調性も極めて妖しいものとなり、例えばスクリャービンの後期の作品と続けて演奏してみるとき、境目が定かではありません。このことをとっても、後に続く作曲家に及ぼした影響は非常に大きかったと思われます。
シューマンとベートーヴェンを楽しみにしてくださった方々には、この変更は大変申し訳ないのですが、このプログラムでもきっと、ひとあじ違う楽しみを味わっていただけるようにします!(曲だけは決まっても、ひとときの実現に向けてさらわないと何も始まりません・・・)