1月から2月にかけては、大学の試験などで賑やかな時で、センター入試に始まり、授業内試験、卒業演奏、修士演奏、論文審査、入学試験、実技試験、多くの授業のシラバスを書く作業、と休みがなく、毎年のように必ず一度はどこかで(様子を見はからって?)ダウンするのが通例なのです。今年も発熱をあやしながら、切り抜けました。
先ほどやっと、今年のコンサート予定がたったところからアップしました。できたての半熟卵のように、柔らかくて熱いです。
さて、当日になって曲が決まってないということは、まず、ないのですが、昔、こんなにストレスフルな2台ピアノの本番の夢を見たことがあって、今でも時々鮮明に思い出します。上手からステージに出て行こうとする私が見たのは、下手から出て来ようとしている、アレクシス・ワイセンベルクという当時はかなり有名だったピアニストで、ステージに向かい合わせで置かれた2台のピアノをみると、譜面台も置かれていないし、何の曲を弾くのかもわかっていない私は真っ青になって冷や汗をかいていました。
ラフマニノフの第2番のコンチェルト、油断していたら、本番前日になっても暗譜のできてないところがあって、夜、夢の中で必死にさらったら、本番で初めて弾けた、というのもあり、これは実際の体験です。音楽家にとって、ストレスと喜びは、常に背中合わせです。
さて、このような怖い思いと無縁でいられるように、準備しないと!